救助用縛帯・ベストスリング(横吊り式ハーネス)AZ 1030-1型装着方法

警告
救助者がスリングを持って降下し、遭難者のスリング装着を補助して下さい。
装着方法を誤ると、引き揚げ時、スリングの中でバランスを崩し、遭難者がスリングから抜け落ちる恐れがあります。
遭難者が立っている場合、寝ている場合のどちらでもスリングを装着することができます。

遭難者が立っている場合

1.スリングを広げ、黄色のメッシュ面を内側(遭難者の身体側)にし、ベストを着るようにアームホールに腕を通します。

2.遭難者の体格に合わせてサイズ調整環を調整します。 腰部吊下ベルトが遭難者の腰部に位置するように中央吊下ベルトの長さを調整して下さい。

3.左右両端のD型環を遭難者の胸前方でひとつに合わせ、股の間から中央吊下ベルトを引き出し、先端のカラビナをふたつのD型環にかけます。(写真-1)
カラビナにはロック機構が付いています。 カラビナをD型環にかけた後は、必ずロックさせて下さい。

4.ヘリコプターから吊り下げられたホイストケーブルのフック等にふたつのD型環を確実にかけた後、ホイストケーブルを巻き上げ、遭難者を引き揚げます。(写真-2)

5.遭難者の足が地面から離れ、遭難者がスリングで吊り下げられた姿勢を確認します。

写真-1
写真-2

遭難者が寝ている場合

1.あらかじめ遭難者の体格に合わせてサイズ調整環を用いてスリングの大きさを調整します。

2.寝ている遭難者の背中を浮かせて、その下にスリングをすべり込ませる、あるいはあらかじめスリングを地上に広げておき、その上に遭難者を移動させて、スリングの上に遭難者を寝かせます。

3.遭難者の腕をアームホールに通します。

4.ここから、遭難者が立っている場合と同様に、左右両端のD型環を遭難者の胸前方でひとつに合わせ、股の間から中央吊下ベルトを引き出し、先端のカラビナをふたつのD型環にかけます。(写真-3)
カラビナにはロック機構が付いています。カラビナをD型環にかけた後は、必ずロックさせて下さい。

5.ヘリコプターから吊り下げられたホイストケーブルのフック等にふたつのD型環を確実にかけた後、ホイストケーブルを巻き上げ、遭難者を引き揚げます。(写真-4)

写真-3
写真-4

6.遭難者の体が地面から離れ、遭難者がスリングで吊り下げられた姿勢を確認します。

警告
尻部が胴体中最低の位置となり、胸が腰より高くなるように3ヵ所のサイズ調整環にてスリングのサイズを調整して下さい。
吊り下げ姿勢に異状がある場合は、スリングのサイズを再度調整して下さい。(写真-5、6)
吊り下げ姿勢に異状があるまま引き揚げると、遭難者がスリングの中で不安定となり、遭難者がスリングから抜け落ちる恐れがあります。

写真-5
写真-6

引き揚げられているときの姿勢を(写真-7)に示しました。

尻部が胴体中最低の位置となり、胸が腰より高くなっています。

【良い例】

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